留学後は英語を使わないから、どんどん下手になる説が一般的だと思います。
ただ、これは一昔前ではそのまま当てはまりましたが、今ではそうでも無いと思います。
理由としては、
・一度、留学すると、現地で友達が出来、SNSで繋がる場合が多い
・海外ドラマ、映画など英語に触れる媒体が昔と比べてたくさんある
僕自身、今でも連絡を取っている友人がいますし、海外ドラマ・映画も好きなので、定期的に観ています。
では、英語力を維持することは出来ても、帰国後、さらに上手くなることはあるのでしょうか?
なぜ留学後の方が英語が上達するのか
★留学で思ったよりも英語力が伸びず、悔しいという思いから勉強する。
留学中に思うように喋れなくて、帰国時も自慢できるほど英語が喋れるようになっていないと感じる人ほど、勉強する場合があります。
もちろん、これは全員に当てはまることでは無いですし、留学中に勉強しなかった人が、帰国後に勉強するとは思えないという意見もあると思います。
僕の場合、留学中は全くといっていいほど、勉強していませんでした。
なぜなら、英語を習得するために、留学しに行ったわけでは無かったからです。
僕は音楽の上達のために留学していたので、正直、英語は二の次で、最低限のコミュニケーションが取れれば良いやくらいに思っていました。
それでも、ある程度は伸びましたが、ある程度止まりです。もっと勉強していれば、もっと話せるようになっただろうという悔しさがあります。
なので、帰国日が迫ってくるのを感じるにつれて、こう感じるようになりました。
「日本に帰ってから、留学してたと話すと、英語が喋れて当然と思われるに違いない」
これは留学経験者あるあるだと思うのですが、こう感じる方も少なくないと思います。
こういうわけで、僕は帰国後から、また新たに英語を勉強し始めました。
★一度、留学で実際のあらゆる会話の場面を経験してるから、勉強するときもその場面を簡単にイメージできる
実際に勉強を始めてみると、留学前に勉強してた時と比べて、比べ物にならないくらい、理解が早いことに気づきました。
勉強中に出会っていくフレーズの中で、この表現は実際に何度も聞いたことがあるというものだったり、逆にこの言い回しは使ったことが無かったなとか、あの時にあの人が言っていたフレーズはこういう意図があったのか等、自分の留学生活に当てはめて理解することができるようになっていたのです。
あの場面では、自分の英語力が足りず、なんて返したら良いのかわからなかったけど、こう返せば良かったのか等、今記事を書いていて、きりがないくらいに出てくるのですが、これも含めて、留学で得られたものなんだということを実感しています。
★留学経験そのものが、より英語の理解を深める
留学しなくても、英語は習得できますが、した方が絶対に上手くなりますし、そこでしか出来ない経験によって、そこで学んだことがより根強いものになります。
実際に経験したことって、なかなか忘れないですし、記憶に残りやすいですよね。
そこで悔しい経験をすればするほど、そういう思い出は強く残るので、それを糧に頑張ることもできます。
やはり言語なので、実際にコミュニケーションを取っていく中で、言葉の使い方やタイミング、ニュアンスがわかってくるのです。
まさしく肌で感じるってこういうことなんだと思います。
最後に
僕の実体験に基づいた、「留学後の方が英語上手くなる説」を考えてきました。
これは一つ条件があって、留学後に勉強する、自ら英語に触れる時間を作る必要があるということです。
留学後に英語力が低下するのは、単純に英語に触れなくなるから。というのは皆さんお分かりだと思います。
ただ、冒頭でも述べたように、今の時代、SNSや動画などで英語がより身近にありますし、もし、帰国後も英語学習に取り組むのであれば、経験を糧にすることによって、飛躍的に英語が上達するということです。
英語力をキープするどころか、留学中の英語力をも上回ることが出来るでしょう。
本日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。