今回は海外へ旅行で行くのと実際に住むのではどう違うのかというテーマで書いていきます。
特に海外を経験したことがない方、海外旅行はしたことあっても、長期の留学などはしたことがない方は色々と考えさせられる記事になると思います。
また、留学を考えている方、海外移住を視野に入れている方も是非、参考にしてください。
海外へ旅行で行くのと住むのとでは全然違う!
よくされる質問があるのですが、僕が留学へ行きたいというと、決まって旅行じゃダメなの?と言われることです。
僕はこの質問に対して「ダメに決まっとるじゃらがいdjがーdーあぁん?」と強く言い返しています。
僕は実際に約2年間、海外に住んでいましたが、この期間で得た経験を、たった1週間や2週間の旅行で得られるわけがありません。
現地に住むようになると、1週間や2週間じゃ、その町の良いところがほとんど経験できないまま終わっちゃうよって、短期滞在の人にはずっと思っていました。
これは英会話教室などの無料体験と少し似ているかもしれません。
あくまで体験なので、大まかな雰囲気などは知れますが、実際に一定期間、レッスンを受けてみないと自分に合っているかどうか、何が身についたのか、受けて良かったかなどは判断できないわけです。
旅行と実際に住むのとでは何が違うのか
滞在日数
旅行:1ヶ月以内の短期
住む:半年、1年以上の長期
滞在目的
旅行:観光がメイン
住む:留学、就労、結婚など
大きく違うのは生活の基盤を日本から海外に置いているかどうか
旅行、住むことのメリット・デメリット
旅行
メリット
・時間がない人でも楽しめる
・短期、ピンポイントで海外を味わえる
・ホテルに泊まって旅行のワクワク気分を味わえる
デメリット
・滞在日数の関係で多くの人は観光地でさえも全て回りきれない。
・行く季節によって、雨季だったり、イベント事が開催されてなかったりする。いずれにしても、何を観光するかピックアップしなくてはならない。
・短期だとスケジュールが詰まって、忙しく、帰国する頃にはめちゃめちゃ疲れてる。
・その街の本当に良い部分がわからないまま帰国する
(良い部分とは現地の人しか知らないようなお店や現地の人との深い交流など)
・旅行で出会った数少ない現地の人でその国の印象を決めてしまいがち
住むこと
メリット
・ゆっくり観光できる
・旅行では経験できないような現地での深い経験ができる
・現地生活が送れる
・現地の人との深い交流ができる
デメリット
・現地の言葉を覚える必要がある
・日本の生活レベルを期待できない
・医療費が高い
実体験で感じた旅行では経験できないこと
やっぱり長期で滞在してると、当然生活にも慣れてきて、周りの人間ともどんどん親しくなります。
僕の場合は学校の先生や友達、ルームメイトやジャムセッション(夜の音楽バー)で出会った人たちです。
親しくなるにつれて、一緒にバーベキューしたり、情報提供し合ったり。
また学校の先生とは信頼関係も出来てきて、自分が上手くなったら、まるで自分の事のように喜んでくれたりと、長い時間を共に過ごしてきたからこそ、このようなとても濃い経験ができたと思います。
長期で住むのがオススメな人
特に留学などで何かを身につけるためなど、目的がある方は長期滞在じゃないと得られるものは限りなく少ないです。
僕は音楽を勉強するためにジャズの本場のニューヨークに留学したので、だいたい週に2回はライブを観にいってました。
1年9ヶ月いたので、単純計算で168回も生のライブを観たことになります。
もちろん短期でも学べることはたくさんありますが、長期で滞在すればするほど、色んな経験を積み重ねられるわけです。
旅行がオススメな人
一方で旅行を推奨する場合は、旅行気分を味わいたい、観光重視の方、長期で行くほどまとまった時間が取れない方、そもそも長期で海外に住みたいと思わない方、旅行で十分な方など。
僕自身、観光目的の場合は旅行をしますし、行きたい国はたくさんあるけど、全ての国に長期滞在するわけにもいかないので、旅行という選択をします。
最後に
僕が実際に長期で住んだのはニューヨークだけですが、約2年住んでも足りないほど、実際はまだまだやりたいことがたくさんありました。
僕が現地で出会った留学生も、「住めば住むほどこの街は面白い」と言っていました。本当にその通りだと思います。
ただ、一方で3ヶ月滞在の予定が1ヶ月で帰ることにした役者の若者もいました。
彼はニューヨークに住んで異国を感じてみたいという理由で来たのですが、特に勉強したいなどの目標がなかったため、日々やることがそんなになかったらしく、そのうち役者魂に火がつき、こんなことしてる場合じゃない、日本に帰ってもっと役者を頑張らなきゃと、熱い志が芽生え日本に帰って行きました。
ニューヨークでは役者やアーティストなど色んな分野の志の高い夢追い人で溢れているので、彼はおそらくその光景に感化され、彼のモチベーションに火が付いたのだと思います。
短期であれ、長期であれ、それぞれにメリットがありますが、今回この記事でお伝えしたかったのは、旅行だけじゃその国の良いところを経験しきれないよということでした。
本日も最後までお読み頂き、ありがとうございました!